- 生後3〜12ヶ月までに1回接種するのが理想です。
- 遅くとも4歳までには1回接種しましょう。
- H17年4月より生後6ヶ月以上のお子さんは公費による接種が受けられなくなりました。今後は生後6ヶ月までの接種をおすすめします。
ツベルクリン反応は熱があっても受けられますが、BCGは37.5℃以上の
発熱があるときはできません。接種後はワクチンが乾くまでそのままに
しておきましょう。
接種後約10日後くらいから接種した部分に赤いポツポツができ腫れたよう
になり、化膿することがあります。自然に治りますが、かさぶたになって治
るまでに半年かかることもあります。まれにですが、わきの下のリンパ腺が
腫れることがありますが、正常の反応であり、数ヶ月の間に自然に治ります
。何ヶ月も化膿やリンパの腫れが続く場合は受診してみてください。
その他の副反応はほとんどなく、安全な予防接種の1つです。
BCGは「結核」の予防になります。結核は、結核菌に感染することでおこり、
発熱や咳が続き、呼吸困難になることもあり、全身状態が悪くなります。
昔は治療法がなく怖い病気でしたが、現在ではよい薬の開発のおかげで、
早期発見により完全に治すことができます。
しかし、乳幼児の場合は結核性髄膜炎などの合併症もあり、後遺症が残る
ことがあり重症化しやすいため早期の予防が必要です。
次の予防接種までは4週間あけてください。