おたふくかぜのウイルス(ムンプスウイルス)に直接効果のある薬が |
ムンプスウイルスの感染によっておこるウイルス性疾患で、小児に
よくみられます。幼児期にかかることが多い病気です。また、不顕性感
染といい、感染しても症状がでないため気付かないこともあります。
おたふくかぜは耳の下(耳下腺)の腫れと発熱が主な症状で、耳の
下からあごにかけては文字通り「おたふく」のように腫れ、痛みを伴う
のが特徴です。
耳下腺は両側が腫れることが多いですが、片側だけが腫れるときも
あります。腫れが引くまでは感染力があり、潜伏期間は2〜3週間です。
熱は3日間程、腫れは約1週間でひいてきますが、髄膜炎等の合併
症がおこることがあります。熱がひかなかったり、頭痛、吐き気、嘔吐
などの症状があれば早めに受診してください。
思春期以降の子供がおたふくになった場合は、男の子は睾丸炎に、
女の子は卵巣炎を起こすことがあるため注意が必要です。